北京pk赛车官网

脱プラスチックに挑戦する先進企業の「4R」とは

f:id:ORIX:20210323192200j:plain

[Publisher] The Guardian

この記事はのOliver Pickupが執筆し、パブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comにお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の最中に行われた2020年の「」。2011年に開始された「Plastic Free July」は、参加者が1カ月の間、使い捨てプラスチックの利用を一切控えるという世界的な取り組みです。行動とマインドセットの変化を促し、地球とそこに暮らす生き物を救うことを目的としています。

毎年、推定ものプラスチックごみが海に流出している様子を想像してみてください。世界経済フォーラムを母体とするグローバル?プラスチック?アクション?パートナーシップ(GPAP)によると、毎分ごみ収集車1台分のプラスチックを海に垂れ流しているのと同じだと言います。さらに、米国のNGOであるオーシャン?コンサーバンシーが2019年に行った毎年恒例の国際海岸清掃キャンペーンでは、海岸や河川、湖、水路からが回収されたと報告されています。

19世紀に発明された当初は科学の神秘だともてはやされたプラスチック。「Plastic Free July」などの取り組みが最終的に目指しているのは、プラスチックをただ悪者扱いすることではありません。より良い未来を築くために、私たち一人一人に果たすべき役割があるのだということを分かってもらうことこそが目的なのです。

地球のために、また地球に暮らすすべての生き物の健康のために、個人や社会として今すぐに行動を変えなければならないという意識が高まりつつあります。それは、企業や団体も同じです。現在、すでに多くのプラスチックを使わない素材や技術、製品が生まれていますが、完全な脱プラスチックを実現するのは決して簡単なことではありません。一方で、特定の用途でも脱プラスチックを果たした企業は、他社に良い影響を与えることができます。

  • スウェーデン企業Tingstadは、Stora Ensoと共同で環境にやさしい食品用容器「PureFiber?」を開発しました。

食品用容器の脱プラスチックに向けた動き

スウェーデンのヨーテボリに本社を置くTingstadは、使い捨て容器包装や食品サービス業向け製品の卸売りを手がける家族経営の企業で、北欧では同業界をリードする存在です。同社は、革新的でサステナブルな容器包装や資材を長年にわたり採用してきました。2020年10月には、同社はStora Ensoの「PureFiber?」を取り入れ、環境にやさしい食品持ち帰り用容器の販売を開始しました。

先駆的な「PureFiber?」シリーズは、プラスチックやパーフルオロアルキル化合物、ポリフルオロアルキル化合物(PFAS)が含まれておらず、これにより店舗の利用客は持ち帰りの際にプラスチック以外の容器を選択できるようになります。今後、この製品を利用できる食品の対象範囲が拡大されるほか、日用品にも採用される予定だと言います。

Stora Ensoは、木材やバイオマス由来の容器包装ソリューションを手がける企業で、民間としては世界最大規模の森林を所有しています。TingstadがStora Ensoとの協働を始めたのは、2018年のことでした。「Stora Ensoは当時、繊維製素材の開発プロジェクトを始めたばかりで、食品サービス業界の経験がある提携先を探していました」とTingstadでマーケティング、eコマース、サステナビリティの各部門を率いるエマ?ディードリッヒ氏は言います。「食品用容器に求められる特徴については当社から提供し、共同でお椀型の容器を開発しました。容器包装のサステナビリティについて、Stora Ensoと同じ熱意や課題意識を持っていることが早い段階で分かり、ぜひこの面白いプロジェクトでの提携を結びましょう、ということになったのです」。

脱プラスチックを目指す中でTingstadが直面した具体的な課題として、ディードリッヒ氏はタイミングが重要だと強調しました。「サステナブルな製品そのものは何年も前からあります。ただ、市場からの関心がそれほどなかっただけです」とディードリッヒ氏。「需要を作り出すのは、流行や政策、世界で注目を浴びていることや議論されている物事です。2019年にサステナビリティへの関心が大きく高まったのも、まさにこうした背景によるものです。タイミングがすべてだと言えます。そしてタイミングというのは、なかなか思い通りにいきません。早すぎたり遅すぎたりすると、コストがかかります」。

Tingstadは最近、の地球への影響を比較するツール「Klimatkompassen(英語でClimate Compass)」を公開しました。企業の経営者や消費者は、このツールを活用することで、自分たちが環境に与える負荷について把握することができると言います。「食品包装容器の業界は、リサイクルへの移行を進めています」とディードリッヒ氏は言います。「私が注目しているのは、生分解性の食品包装容器をつくるためのインフラです」。

包装容器分野で進むコラボレーション

液体や冷蔵?冷凍食品を販売する包装容器の開発において、高い品質と環境性能を実現するためには、特に検討を重ねる必要があります。紙素材の容器に液体を保存するには、薄いプラスチックの層が必要となり、現時点では脱プラスチックは困難です。それでも、できることはあります。「100%リサイクル可能」というのも、その一つです。同じくスウェーデンにおいて、ElopakはArla Foodsと提携し、Stora Ensoのボール紙素材「Natura Life」を用いたオーガニック製品パッケージを開発しました。用途には、飲料パックも含まれます。Arlaのシニア?サステナビリティ?マネージャーを務めるアンナ=カリン?モディン?エドマン氏によると、この素材を用いることで、飲料パックの環境負荷を大幅に削減できると言います。

他にも、2019年には、ベルギーの飲料?醸造大手アンハイザー?ブッシュ?インベブ(AB InBev)が米グラフィック?パッケージング?インターナショナルと提携し、自社の缶飲料製品を束ねる素材(パックリング)を、よくあるプラスチック製から。これは業界の専門家の間で話題になりました。

「プラスチック製のパックリングが登場したのは1960年。それから現在に至るまで、さまざまな変化がありました。当社のお客さまと地球環境のために、今あるサステナブルかつ適切な代替素材を最大限に活用することは、私たちの義務なのです」とAB InBevの欧州担当アクセラレーション?マネジャーを務めるニルス?ブラウワーズ氏は語ります。

「プラスチックを使わない私たちのパックリングは、当社が英国に持つ醸造所の設備を長い時間をかけて改良していくことで実現されました。パッケージ用の設備に対し、たった13カ月の間に630万ポンド(約9億1900万円)もの投資を行うことで、この設備を完成させました。またこれにより、発生するプラスチック包装容器ごみを650トンも削減することもできました」。

AB InBevは、サーキュラー?エコノミーのさらなる推進の一翼を担っているとブラウワーズ氏は語ります。「当社は2025年までに、当社製品に用いるすべての包装容器を返却可能、またはほぼリサイクル素材で作ることを目標にしています。プラスチック性のパックリングを廃止することは、この大きな目標の一環に過ぎません」。

ブラウワーズ氏はさらに、次のように話しました。「当社は、再利用(reuse)、削減(reduce)、リサイクル(recycle)、再考(rethink)の四つのRを軸としています。具体的には、当社製品の容器包装に用いるリサイクル素材の割合を増やす方法を常に模索すること、素材の回収や再利用を通じて世界全体でリサイクル率を高めること、容器包装に用いる資材の量を減らすこと、そして、リサイクルの重要性について消費者に対し啓発活動をするということです」

このまま行けば、2021年の7月はもっと多くの消費者や企業が1カ月間、願わくはさらに長期間にわたり、脱プラスチックに挑戦したいと思うことでしょう。

環境エネルギー事業?サービス

事業を通じた社会課題への貢献

ストック型?循環型社会の形成

ページの先頭へ

ページの先頭へ